皆様、おはようございます。

今朝の東京は、手袋、マフラー不要となってきました。　今のところは太陽の陽射しがありますが、今日の昼頃には雨になりそうです。　夜は東京IPOのセミナーがあるので、投資家の出足が心配になるところです。

さて、過去にも日本の労働者の賃金について書いてきましたが、ここのところ大手企業のベースアップに話題が新聞に一面を飾っています。　

日経新聞が主要企業101社から得た回答によると、賃上げするのが52社、そのうちベア実施が36社との報道がある。この賃上げの背景には、政府からの要請によるものが少なからずあった、と回答している経営者も多い。

安倍総理が直接電話して、経営者に直談判している姿がテレビで放映されていたのを見たことがあるが、経済産業省の甘利大臣が、「利益が上がっているに、非協力的な企業は、経済産業省から何らかの対応がある」と述べたそうだ。

企業が上げている利益は、すべてがすべて、日本国内で創造されたものではない会社が多いはずだ。　また利益の配分は、社員にだけ還元するものではない。株式会社であれば、株主への還元も必要である。そして何よりも、不透明な時代を生きぬくためには、いつなんどき起こるかもしれない危機に対して内部留保も重要である。　それらをすべて勘案してベースアップできる企業は身の丈にあった社員への還元を行うと言うことであろう。　

しかしながら、最後に一言だけ、国民的に賃金があがるとすれば、GDPが伸びることではないか。　このマクロの数字の伸びが鈍いなかにあって、賃金アップ、ベースアップが全国津々浦々まで広がると考える閣僚はお粗末至極ではなかろうか。ごくごく一部の大企業だけを見ているとすれば、判断を誤るということではないか。

今日は雨の木曜日となりそうだ。　夕方の講演に備えてしっかり準備しよう。

Let’s MOOOOOVE !!!!!!!!!!