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JBI Inc.

安全資産がリスク資産に

2015年04月15日

皆さま、おはようございます。

 

久々の快晴で朝を迎えることができました。ここ銀座もここ数日の雨模様から輝きを取り戻したようです。今日の東京の最高気温は20度の予想です。もう、完全に冬は終わったといってもいいでしょう。

 

さて、今朝の日経新聞の2面で、オフレコだった政府主催の経済財政諮問会議の黒田日銀総裁の発言が載っていた。

 

時は2月、日本の国債保有が銀行のリスクになる可能性について黒田総裁は言及している。

 

これまで銀行が国債はいくら保有してもリスク資産とはカウントされなかったのだが、この先はリスク資産と見なされる可能性が出てきたそうだ。

 

そのようなルールに変わるかもしれないと銀行が考え始めると、国債の処分に動くかもしれない、そうすると新発の国債の引き受けてがいなくなる、つまり金利が高騰してくるというリスクが高まるということになる。

 

金融緩和で支えられているアベノミクスが崩壊するかもしれないということだ。

 

低金利は企業にも個人にも投資するにはまたとないチャンスである。

 

それが金利が上がり始めたら、完全にストップしてしますはずだ。

 

黒田総裁は自らの任期中にそんなことが起こらないように努力するはずだが、プライマリーバランスが均衡する道筋がつかなければ、いずれその危惧が実現するはずだ。

 

どちらかといえば、官製相場で金利を押さえ込み、ばら撒きで景気回復に走ったアベノミクスの限界がすでに見えてきたのかもしれない。

 

2020年、東京オリンピックまでは大丈夫と考える人は多いかもしれないが、市場の撒き戻しは、もう少し早い時間軸で起こりそうな気がしてならない。

 

株価バブル論もちらほら出てきている。

 

日経平均株価、2万円は通過点、という話がほとんどだが、こういうときこそその逆のことが起こりやすいものである。

 

これからの季節は春から夏に向けて過ごしやすい時期となるが、市場のほうはあまり過ごしやすい季節ではないことは過去を振り返れば一目瞭然ではないか。

 

今回だけはいつもと違う、大丈夫だ、という考え方は止めたほうがいいだろう。常に急な市場の変化には気を配っておいたほうがいいだろう。

 

では、本日も気持ちの良い陽射しのなかでLet’s MOOOOOOOVE!!!!!!!!!

 

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