タカタは、1933年に 高田武三氏が滋賀県の彦根で高田工場として創業し、織物製造から始まりました。自動車向けには1960年にシートベルトの製造・販売を開始しています。

その後、1969年に東京に本社を移すのですが、現社長の高田重久氏は3代目で東京生まれの東京育ちで、いつしか近江商人の精神がなくなってしまっていたようです。

近江商人は、三方良し、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神で、売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない、というのが行動指針です。

この基本を忘れてしまったタカタは近江商人を名乗ることは許されざる存在になってしまっていました。

中国寧波均勝電子傘下の米KSSという会社に事業譲渡されるそうですが、モノ作り日本の良いところがなくなり、近江商人の魂はそこからは消えてしまうでしょう。

近江出身の私としては非常に残念な出来事です。

日本の得意なモノ作り産業だけはなんとか日本の資本の基にあって欲しいものです。ここまで海外、特に中国に取られてしまうと、日本の強みはなくなってしまうように思います。

私にできることは限られていますが、中堅中小企業のモノ作り技術が続けられるように、今日も1日Let’s MOOOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!