GDP≠企業業績
2014年11月18日
皆様、おはようございます。
今朝の東京は快晴の秋空です。 最高気温は15度の予想ですが、サンシャインで少し暖かく感じられるではないでしょうか。 外出には適した1日になりそうです。
さて、昨日は日本株が大幅安となりましたが、GDPがネガティブでも企業業績はGDPには現れない形で成長しているものです。特に時価総額に大きな影響を及ぼす大企業においては、その企業活動は必ずしも国内とは限りません。 海外で生産して、海外の企業もしくは個人に販売する。こうなるともうGDPには出てこないわけです。
そんな事例として、昨日、記者会見を開いた東レはボーイング社と1兆円の契約を発表しました。契約の対象となる炭素繊維製造のために米サウスカロライナ州に年産能力8000トンの工場を1000億円を投じて新設する。設備投資先は米国、そして雇用も米国、利益が残るのも米国となる。でも、東レの連結決算に本契約は大きく貢献するでしょう。 そして株価は上昇となるのではないでしょうか？
東レのグローバルな売上と利益の構成を分析していない前提だが、東レが東証に上場してくれている限り東証の時価総額の向上に貢献することになる。 もし、東レが東証上場を廃止して、NY上場にしたとすれば、それは日本の株式市場や経済に大きなダメージとなる。 政府はこのようなグローバル企業が国内市場に留まるようなことを考えていかねばならない。
法人税の引き下げなどの成長戦略をしっかりやらないと製造業だけではなく、金融においても日本の空洞化が起こりかねない。
大きな話と日々の生活とはかけ離れているようで、意外と密接に相関しているものである。 本日もできることを粛々とLet’s MOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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