LET'S IPO

JBI Inc.

本日(3/24)のIPO

2015年03月24日

本日は3銘柄です。

 

1)イード(6038 東証マザ)

■事業概要

Webメディア運営、コンテンツ提供、ソリューション提供

■発行条件等

公開価格:1,400円

公開時価総額:6,701百万円

資金調達額:1,527百万円

同上PER:20.9倍(2015年6月期会社予想)

配当:なし

主幹事:野村證券

ロックアップ:90日

※売却価格が募集要項における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所取引における売却等は除く

 

■事業詳細:

ウェブメディアやコンテンツの運営。広告収入のほか、データ提供やキャラクタービジネスのサポートによる収入を得ている。
 主力サイトは自動車情報「レスポンス」、総合情報技術(IT)情報「RBB TODAY」、ゲーム情報「インサイド」。企業の合併・買収(M&A)でメディア・コンテンツ対象を広げており、情報・通信、自動車・関連品からファッション・アクセサリーまで7業種に及ぶ。
 2000年4月にインターネット総合研究所(IRI)の子会社として設立された。日産自動車よりMBO(経営陣が参加する企業買収)した旧イードを05年9月に子会社化。07年7月の完全子会社化を経て10年6月に吸収合併し、新イードに社名変更した。その後11年4~8月にオリックス傘下にあったIRIが株式を全て譲渡し、独立した。

1.コンテンツマーケティングプラットホーム(CMP)事業
 ウェブメディアやコンテンツ(2015年1月末時点で34個)の運営、パズル雑誌の発行を通じ、顧客企業より支払われる広告料金により収入を得ている。スマートフォンアプリなどの提供を通じ、企業キャラクターの認知拡大のサポートも行っている。
 顧客企業へはインターネット広告に加え、データ・コンテンツなどのマーケティングサービスを提供している。データコンテンツとは、ポータルサイトなどに提供する各メディアのニュース記事や、通信速度を測定する「RBB TODAY SPEED TEST」のシステムとデータ、車の燃費を管理する「e燃費」のシステムなど。

2.コンテンツマーケティングソリューション(CMS)事業
(1)リサーチソリューション
 大規模な定量調査から生活者個人に対する定性調査までを提供している。高度なネットリサーチからリアルな行動観察まで、幅広く対応している。

(2)ECソリューション
 ECサイト構築支援システム「marbleASP」を提供している。15年1月末時点で通常ECサイトで23サイト、ネットスーパーサイト6サイト、お歳暮/お中元システム導入は500サイトで利用されている。

■ 2014年6月期の売上高構成比は、CMP事業68.3%、CMS事業31.7%。

 

2)RS Technologies(3445 東証マザ)

■事業概要

シリコンウェーハの再生加工及び販売事業、半導体関係事業

■発行条件等

公開価格:2,750円

公開時価総額:14,960百万円

資金調達額:3,415百万円

同上PER:35.6倍(2015年12月期会社予想)

配当:なし

主幹事:SBI証券

ロックアップ:90日

 

■事業詳細:

シリコンウエハーの再生。半導体製造過程の抜き取り検査で発生するモニターウエハーを再生している。大手ファウンドリー(半導体の受託製造企業)など国内外の半導体製造会社を取引先としている。その他、シリコンウエハー販売事業、酸化膜成膜加工サービス事業、太陽光発電事業、機械装置等販売事業などを展開している。
 ラサ工業が1984年1月から25年間サービスを提供してきた事業を引き継ぎ、2010年12月に発足した。

1.ウエハー事業
(1)シリコンウエハー再生事業
 半導体製造会社から使用済みのシリコンウエハーを預かって加工し、使用可能な状態にしている。
 半導体製造会社は不良品の発生を防ぐため、各工程で加工状態をモニタリングする。抜き取り検査のために投入されるモニター用のウエハーは、工程に再投入することはできない。しかし、一枚に付き10~20回程度の再生が可能であり、再生加工することで新品と同等品質のモニターウエハーを低コストで利用できる。

(2)シリコンウエハー販売事業
 仕入れたモニターウエハーやダミーウエハーを再生し、販売している。

(3)酸化膜成膜加工サービス事業
 絶縁膜として使用される酸化膜を生成するもので、主に製品用シリコンウエハー(プライムウエハー)の表面を加工している。半導体製造の最初の工程を請け負っている。

2.ソーラー事業
 2013年10月よりウエハー再生工場の敷地で約1MWを発電している。

3.その他
 中古の半導体関連機械装置(新品や半導体以外も可)や関連する消耗材を中国市場へ販売している。解体・搬出・陸送・海運・搬入・組み立てを一括してプロデュースしている。
 また、半導体ウエハー製造工程の技術指導や、教育サービスを提供している。

■ 2014年12月期の売上高構成比は、ウエハー事業96.7%、ソーラー事業0.9%、その他2.4%。主な販売先は、台湾積体電路製造(TSMC)38.3%、ソニーセミコンダクタ11.1%。海外売上高比率は73.7%(台湾42.4%、欧米22.9%、その他のアジア8.4%)。

 

ファーストコーポレーション(1430 東証マザ)

■事業概要

分譲マンションの建設事業

■発行条件等

公開価格:1,600円

公開時価総額:4,370百万円

資金調達額:1,182百万円

同上PER:9.6倍(2015年5月期会社予想)

配当:なし

主幹事:みずほ証券

ロックアップ:90日

※売却価格が募集要項における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く

 

■事業詳細:

マンション建設。分譲マンションに特化した建設工事の実施を中心に、マンション・デベロッパーへの事業化提案も行っている。飯田グループ向けが主力。

 事業エリアを東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に絞っており、鉄筋コンクリート(RC)工法による建設工事に特化している。
 また、自ら土地を確保し、その土地に建てるマンションの事業計画をデベロッパーに提案する「造注方式」というビジネスモデルを導入している点を特徴としている。現在の受注の多数を占める施主からの「競争入札方式」に比べ、高い利益の確保が見込まれる。

■ 2014年5月期の売上高構成比は、分譲マンション建設工事92.8%、不動産販売7.1%、その他0.1%。主な販売先は飯田グループ72.6%(一建設68.6%)。

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