LET'S IPO

JBI Inc.

不動産投資ゲーム

2014年08月29日

皆様、おはようございます。

 

今朝も気温は低く凌ぎやすいスタートとなりました。 そして、実質的に本日で8月も終了です。 8月はビジネスが低調になるのですが常ですが、かなり収穫多き8月となりました。 あまり休まずに活動した甲斐があったというものです。

 

さて、私のオフィスがある京橋周辺もここに引っ越してきた3年前に比べると景色が大きく変わりました。 新築のオフィスビルが次から次へと建設され、いつのまにか古き良き京橋の姿を消してしまいました。 そして、八重洲の老舗の大型オフィスビルであるパシフィックセンチュリープレイス丸の内が1800億円で売却されるとのニュースが今週流れました。

このビルの投資利回りは3%程度との報道がありますが、上場不動産投資信託で3%以上のものはごろごろしています。どうして、利回り3%の投資が実行されるのか?かなり疑問です。 この水準になっていると、経済合理性ではなくて、相場の世界にはいってきた感も否めません。2020年の東京オリンピックに向けて不動産価格が上昇するとの見方なのでしょうか。最後はババ抜き的な不動産のキャッチボールで誰かが高値で掴んで抜けられない事態になるのは明白です。

この背景には日本の金融緩和があることは間違いありません。日本の10年国債の利回りは0.5%を割り込みました。 そして上場大手企業はクーポンが1%未満の社債をどんどん発行しています。 調達が1%で運用が3%なら、ほとんどの不動産投資は成り立ちます。 ですが、国債の利回り0.5%というのも人為的な官製相場のなせる結果ですから、日銀が出口に向かったときには、このようなスキームの投資は成り立たなくなるはずです。

最近、欧州の富裕層マネーが東京のオフィスビルを買いたいので探して欲しいという話が舞い込んできました。 いましばらくは、このような東京の不動産投資の熱狂が続きそうです。 どこでこのゲームから降りるのか? それはいまではなさそうです。

 

さあ、8月最後の営業日、本日もLet’s MOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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