今朝の日経には、Mercedes-Maybach、MASERATIなど2000万円台の高級車、そして日産最高級セダンのインフィニティ（フーガ）がそれぞれ1面広告で掲載されている。

日経平均株価がネットバブル来の高値を更新して、2万円も視野に入ってきたことで、上場株式を保有する富裕層、IPO株長者、そしてなんといっても、株式投資のプロである個人のトレーダー諸氏もこのような車の潜在的な顧客になりそうだ。資産家の懐は間違いなく潤ってきている。　高級品ほど売れる時代がしばらくは続きそうである。

一方で、庶民のほうに目を向けると、上場している大企業の社員の皆さんは4月にはベースアップや賃上げが期待できるだろうが、中小企業はそうそう賃上げできるような環境ではなさそうだ。

消費税がこの秋に上がるとなれば、中小企業の経営者も賃上げせざるを得なかったのだが、1年半延期になったお陰で、ホッとしている経営者も多いのではなかろうか。

格差社会が深刻になるといわれているが、どんな時代にも格差は存在する。それよりも昭和の時代のように国民全体が豊かになる時代が終焉したことのほうが深刻ではないか。

国民すべてが豊かになる時代、私の感覚では、おそらくそのような時代はもう2度と来ないのではないかと思う。　なぜなら、所得や資産において格差があっても、物質的には国民全体が満ち足りているからです。

アルバイトで生活しているフリーターでも、スマホは持っています。そして、生活するのに必要な家電はすべて揃っています。もうこれ以上、何も欲しいものはない状態で生活しているはずです。　ここから豊かさを求めていくのは結構ハードルが高いものです。

アベノミクスが始まって2年と3ヶ月です。　株高にはなりましたが、この先、株価が高くなっても日本人が豊かになるのか？と考えると、ちょっとそこは疑問です。

お金でもないモノでもない何かを求める時代の豊かさとはなにか、そこはかなり難しい命題のように思います。

さあ、今月も今日で営業日は最後となりましたが、月末で週末の金曜日をしっかりとLet’s MOOOOOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!