ROE経営の危うさ
2015年03月17日
皆様、おはようございます。
今日は本当に春らしい天気でのスタートになりました。東京の最高気温は20度の予想です。今にも桜のつぼみが膨らみそうです。
さて、今朝の日経新聞の一面に、日立と三菱重工がROE(自己資本利益率)目標を導入するとの記事がありました。
日経新聞のROEを限られた元手でどれだけ利益を稼げるかを示す指標と解説がありました。
同じ利益を出す会社なら、事業に投下する資本が小さい会社ほど効率よく稼ぐことを評価するということです。
事業運営に足りない資金は借入で賄っていくということでしょうが、言葉を変えると、レバレッジ経営と言うことです。
レバレッジをかけるで、思い浮かぶのは、株式の信用取引やFX取引があります。 これらの金融取引には、レバレッジ規制があります。あまりにも高いレバレッジはリスクがありすぎる とされています。
ROEが高い企業の株式が買われる流れが昨年来続いていますが、過少資本では、事業運営上、もしものときに困難をきたします。
なんとなく、最近のメディアの報道を見ていると、ROEという言葉が、上場会社の経営指標としてもっとも重要だというイメージがあるのですが、いざリーマンショックや東日本大震災などの不測の事態が起こると、最重要指標だと思ってROEを追求していた企業が、金融機関から梯子を外される事態も出てくるのではないだろうか。
機関投資家の皆さんは、自己資本比率などの財務の安全性も参考にしながらROEの高い企業への投資を行っていると考えるが、ROEという言葉が独り歩きする危うさを感じるのは私一人だけでしょうか?
レバレッジ経営を追い求めるのはリスクもあるということを投資家よりも経営者はよくよく理解しておいたほうがいいだろう。
でも、個人的には常にストレッチした毎日を生きたいものです。
本日もLet’s MOOOOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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