だが、東証株価指数TOPIXはネットバブル時の高値、リーマンショック前の高値到達にはまだ少し時間がかかりそうだ。

 

先物との裁定取引が入りやすい日経平均株価は短期の鞘取りに使われている故に今週に入ってからの爆騰となったのではないだろうか。

 

気になるのは、東証1部の売買代金。

 

この二日の爆騰でも、両日ともに3兆円を超えていない。

 

多少円安には振れたが、年初来安値を更新したわけではない。

 

ギリシャ問題も前進はあったものの、欧州市場のようにここ数ヶ月調整していたわけでもない。

 

市場参加者総強気相場といえる。

 

そして、今週は3月決算企業の株主総会がほぼ終わる。

 

例年だと、総会後はファイナンスシーズン到来となる。

 

コーポレートガバナンスコードもあって、ROEを高める経営ではエクイティファイナンスは分母が大きくなるだけにやりずらい財務戦略である。

 

だが、この先、秋にかけてエクイティファイナンスは目白押しとなる。

 

まず、最初にトヨタが約5000億円になる種類株を7月下旬に発行する。すでに証券会社は営業に動いている。

 

そして9月に向けてIPOで日本郵政グループを始めとした大型上場が控える。

 

9月のIPOでは史上最高額の調達になる可能性もある。　その額は複数社のIPOで3兆円に迫る可能性もある。

 

もし、このIPOを含めたエクイティファイナンスに株式市場が耐えて秋に株価指数が上値を追う展開となったとしたら、もうそれはバブルに入ったということだ。

 

そうなったら年末の日経平均株価2万5000円があるかもしれない。

 

だが、世の中はそんなに簡単ではないことも念頭においておくべきだ。この総強気相場近い将来いずれ崩れるとみておいたほうがいい。短期筋ほど逃げ足は速いものだ。

 

と、強気の皆さんには申し訳ないですが、警鐘を鳴らしておきます。

 

では、本日も強い日差しを浴びてLet’s MOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!